図1にJLaTeX のファイル構成を示す。 JLaTeX の核は LATEX.TEXとい うファイルである。このファイルにはJLaTeX の大方 のマクロ定義が記述されている。 この上に大まかな書式を設定した JARTICLE.STYや JBOOK.STYなどのファイルがある。さらに上には個別の 文章ファイルに適用したい文字の大きさや二段組などの書式を記述した JART10.STYや JTWOCOLUMN.STYなどのファイルがある。
JLaTeX の文章ファイルは次の命令で開始する。
\documentstyle{
書式名}
ここで 書式名が jarticleであれば JARTICLE.STY、ま
た jbookであれば JBOOK.STYが読み込まれる。
それぞれのスタイルファイルは文字の大きさに依存したファイルを読み込む。
デフォルトでは10ポイントであるので、 jarticle書式の時には
JART10.STYを読み込む。 さらに
jtwocolumnや fleqn等
のオプションが付くと TWOCOLUMN.STYや FLEQN.STY等のスタイル
ファイルを読み込む。
\documentsytle[12pt,jtwocolumn,fleqn]{jarticle}
このようにして二段組やフォントを12ポイントにすることができる。