大学までは自転車と地下鉄で行きますが、自転車を地下鉄に乗せる ことができるので便利です。自転車は竹尾先生が20年ほど前に使っ ていたものですがまだまだ使えます。この話はまたの機会にします。
夕飯は7時くらいから始まります。時間があるときには夫人の横で どんなことをやっているのだろうと興味津々で見ています。ドイツ の料理はあまり...と思われるかもしれません。事実そうだと思い ます。しかし化学者であった彼女は料理の研究も熱心で各国の料理 のいいところをいろいろと集めて料理をし、上手であり飽きません。 肉や魚(特に金曜日は宗教上の理由からいい魚が市場にでる)を焼い たり、煮たりしてメインを作り、スープであるとか、じゃがいもを 添えます。スープもバターと小麦粉からきちんと作ります。
教授は寝る前に二杯のワインをかかさないということですが、夕食 時にはビールを好まれます。
最近はお客さんが多かったせいか夫人は休みの日にはケーキを必ず 作っておられました。タルトの生地はフランスから習ったそうで卵 を用いないで作れます。うちの次男は卵アレルギーなのでこのレシ ピは助かります。
フォークとナイフのあまり行儀の良くない、でも実用的な使い方を 習いました。一つはフォークの背を使ってマッシュポテトを作って ソースと混ぜる、一つはスパゲティとかアスパラとかを一気に切り 刻む方法です。
さて、あとかたずけは教授と私の仕事です。巨大な食器洗い機があ るので2--3日分の食器を一気に洗うことができます。鍋類は洗うも のは洗って油類はいったん洗剤につけておいて翌朝洗うことにして います。空き瓶は回収にまわします。残飯類は集めて庭で堆肥にし ます。省力化が一段と進んでいて非常によくできた台所になってい ます。