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二年半ぶりのベルリン 4/28

九州工業大学の小田部です。ご存じの方も多いのですが、私は3年 前と同じようにふたたびベルリンに来る機会を与えられてここベル リンに二年半ぶりに戻ってくることができました。そしてまたベル リンレポートの第二弾を書くことにします。3年前のものは から辿って ください。あちこちのメーリングリストやら個人のアドレスにまと めてお送りさせてもらうことにします。いらない方はどうぞサブジェ クトを見てその場で消去されてください。あいすいません。

こちらでのアドレスは otabe@omega.physik.fu-berlin.deで すが、 otabe@cse.kyutech.ac.jpでももちろん届きます。

さて今回のベルリン行きはほとんど前回と一緒で、ベルリン自由大 学物理学科のK. Lüders(リューダース)教授のところにお邪魔し て共同研究をすすめるという目的です。大きく違うところは前回は アパートを借りてそこに住んでおりましたが、今回はG. Klipping (クリッピング)教授のお宅に下宿させてもらって半年を過ごすこと になっております。それではクリッピング邸の話はまた後日という ことにして二年半ぶりにベルリンに来たということについて述べま す。

前回もシンガポール航空を使ってベルリンに来ましたが、3年経つ と飛行機のサービスも良くなるもので、エコノミークラスなのに一 人一人の液晶TVがあり、手元のリモコンを操作することによりビデ オ、音楽、航空会社からの情報、そして任天堂スーパーファミコン のいくつかのゲームを楽しむことができます。以前はできるだけ映 画を見てやろうとか思うと起きておりましたが、これだと好きなと きに見ることができるので安心して寝ることができます。おかげで 前回よりも時差ボケが少なかったように思います。

朝9時半について空港を出ると冬でした。気温はこの日零下まで下 がっておりました。しかし日差しは暖かくすぐに春がやってくるよ うでした。初日あまり疲れなかったので大学に行き、鍵やコピーカー ドやコンピュータのアカウントを作ってもらいました。2年半でメ ンバーはそれほど変わっておりません。何もかもが懐かしくそして 同時に新しい感じを受けます。そして建物の臭い、回りからの音、 もちろん目に入るものから様々な思いがよみがえってきます。初日、 私はあまりにも嬉しくて言葉を失っておりました。

この週、フランスから若いご一家がクリッピング邸に来ておりまし た。クリッピング邸には各国から様々なお客がひっきりなしに来ま す。



otabe@cse.kyutech.ac.jp
Thu Oct 9 11:24:54 GMT+0900 1997