お昼は近くのメンザに行きます。大学は5万人とかいう規模ですが、 ここ一帯に広く分布しています。ですから明確な境界は無くて、普 通の家があったり、店があったり、地下鉄があったりするわけです。 メンザは少し離れておりますが、歩いて行きます。どこの大学食堂 も同じように、教授はあまり行きたがりません。しかし私にとって は安い、量もある、いろんな物が日変わりで頂けるというので楽し みの一つです。他の選択肢としては、レストランに行く、もう1つ のメンザ(ちょっと高い)に行く、食べないというのがあります。あ る教授は常に昼は食べないといっておりました。
まず0.1DMでプラスチックのコップを買います。もちろんコップ持 参可です。適当なジュース類を入れます。メニューは大きく5つあ りさらに野菜の種類を選んだり、米にするかじゃがいもにするか決 めます。一般にここは量が多くて食べるのに困るくらいですが、慣 れという物は恐ろしい物で今は食べてしまいます。さて、プリペー ドカードもありますが、キャッシュに並ぶと学生証を見せないとい けません。私は共同研究者ということなので、"Ich bin der Mitarbeiter"とか言ってちょっと高めに払います。それでも4--7DM で済んでしまいます。スプーンやら取って、ドレッシングをかけて テーブルにつきますが、とにかく広いので座るために並んだりする ことはありません。Guten Appetit!
食べ終るとプラスチック、紙をリサイクルのゴミ箱に入れてトレイ をベルトコンベアに載せます。
食べ物について述べましょう。来る前には「ドイツで食事は楽しめ ない。日本食がbest」みたいなことを言われていたんですが、若い 世代に属する私は西洋の食事に慣れておりそんなに苦労しておりま せん。つまり日本食レストランを探そうとか思っておりません。ま だ舌が肥えておりませんので、メンザでのお昼を楽しむ事ができま す。そのうちメンザは安いけど...とかいうのかも知れませんが。
アパートの近くには歩いていける範囲でイタリヤ、中華、ギリシア、 インド、普通のレストランとファーストフードの店が何件か揃って おり、それぞれ楽しめます。だいたい10--20DMで食べれています。 メニューは当然ドイツ語であり、写真とか見た事がありません。そ こで、おおまかなカテゴリーの重要な単語を覚えます。いわく Suppe, Slate... しかし内容は辞書に載っていない材料を使ってい る事が多く、あとは値段を見て適当に考えます。チェーン店よりも 個人でやっている方がおいしいのは日本と同じですが、値段はあま り変わりません。ファーストフードは安いですね。味は濃いのは確 かですが、慣れと言うのは....で大丈夫になってしまってます。こ の辺はまた数ヵ月してからレポートしたいところですね。
飲物に困っておりました。いわゆる水はでてきませんので、頼むの ですが、どうもドイツはただの水が頼みにくいようです。一回だけ 中華料理屋でただの水が頼めました。たいてい断られて炭酸水が出 てきます。しかし慣れと言うものは....でこの炭酸水で食事が楽し めるようになってきました。もちろんビール、ワインが安いんだか らこれを頼まない手はないんですが、ひとりで飲んでいてもあまり 楽しくは無いだろうからまだ頼んでません。しかし安いですよ。ビー ルだと0.33lで3--4DMでしょう。スーパーで買えば1DM前後から買える 事もあります。