悲しいのはフランスに行くとあたりまえですが、ドイツ語がまった く通じません。というかドイツ語は使わない方が特にお年寄りには いいとadviceされました。しかしここのところ大学の人には英語、 街の人にはドイツ語を使っていた私はつい ``Bitte''とか ``Danke''とか 言ってしまうわけです。
レストランに行った時のごく初歩の会話をお教えしましょう。
シュブドゥレー... ...がほしい サバー? いかがでした? トレビアン おいしかったですよ ラディシオーン 勘定
これだけでもかなり役に立ちます。最初にシュブドゥレーと言いな がらメニューを指します。「サバー?」と聞かれたらすかさず「トレビア ン」と答えます。そして終りには「ラディシオーン?」と聞くと理解して くれます。ところが、フランスのレストランはドイツのレストラン と違ってメニューを決めてもサラダはどれにするとかデザートはど れにするかということを聞かれます。これが結構面倒で、フランス 語が少し喋れるMichaelも聞き直して、きまって最初の言葉を選ん でおりました。私は聞き直して最後の言葉を選びました。好みです ね。
フランスの人は英語を使わない。というのは正しくもあり、間違い でもあります。Grenobleは観光地ですから結構英語に慣れておりま す。街の人にとにかく英語で聞いてみると、いろいろなパターンが あります。英語でちゃんと話す人もいます。(中国ファーストレス トランの主人が一番英語がうまかった)聞き取ってフランス語で答 えるケース、全然とんちんかんな時もあります。頑張って英語で答 えてくれる人もあるし、無視される事もあります。ですから私は日 本と同じくらいかなと思っております。でもまったく話さないと言 う事はないんです。しかし警察屋さんでは彼らは英語は使えず辞書 で話をしました。
ポイントは英語が話せなくて何が悪いかという心構えですね。日本 人はたぶん英語で答えられないと、なんかまずいなーという感じの 態度になると思います。しかしフランスの人はそうではなくて、私 は喋れませんから自分の言葉で答えますよ、といった感じです。で すからフランス語で答えていてもはきはきとしております。