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研究活動

毎週金曜日はゼミの日になっていて誰かが講師になって最近の実験 成果を報告します。先生はコーヒーを飲みながらの気楽なゼミとおっ しゃっておりましたが、学生さんはこのゼミの準備のために非常に 緊張し、時間をかけます。研究室はいくつかのグループに別れてい ますから、このゼミはお互いの研究を知るいい機会になっておりま す。

1時間程の発表時間と15--30分程の質問の時間に形式的には分かれ ておりますが、もちろん発表中も次々と質問が来ます。博士過程か らの質問が非常に多く、修士過程からの質問が少ないのはやはり年 期の差というものでしょうか。残念ながら私はドイツ語という言葉 の障害がありますので説明はほとんど分かりません。OHPを見て想 像するのが関の山です。

実は私もこのゼミで発表しました。Prof. Lüdersのグループでは あちこちからゲストが来るので、その度にゼミで発表してもらって いるようです。私は気楽なゼミという言葉にひかれて全部超伝導の 話をするのはなんだから、少し気の張らない話題をと思って日本の 紹介なるものも入れて発表しました。

メンザから帰って1--2時まではコーヒータイムです。この時間は結 構貴重で、他のメンバーと情報交換をするのに役立ちます。まあ雑 談だらけですが。他の研究室でもコーヒータイムは非常に重要なよ うで、この時間に大学の中を歩くとあちこちがコーヒーを飲みなが ら話をしております。先生も心得ていて時間がある時には現れます。

この研究室のいいところはメンバーの誕生日にはケーキを持ち込ん でコーヒータイムに頂く事です。運のいいことに私の滞在の時には 誕生日が多くて、私のも入れて6回もありました。2--3週間に一度あ るという計算です。誕生日の時には何もしなくていいというのが日 本だと思うのですが、こちらでは誕生日の人がhost役でケーキや飲 物の買いだしに始まって皿やコップの用意、後かたづけまでまで全 部やります。



otabe@cse.kyutech.ac.jp
Wed Nov 22 17:59:28 JST 1995