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バスに乗る

Zoo駅のそばにはInformationがあってそこで2DMでバス路線地図を 買う事ができます。これがあればバスに乗っても迷いませんし、 Berlin市内の細かなところまでいくことができるようになります。

Berlin市内のバスは地下鉄の切符と同じものが使えますので、1ヵ 月有効の切符を持っている私はいつでも乗れます。もちろん入口で 運転手さんに3.5DM払って2時間有効の券を買う事もできます。

バスには大きく3種類のタイプがあって、普通(でも日本のよりひと まわり大きい)、二階だて、二両連結とあります。それぞれ路線に より決めているようです。

地下鉄では自転車持ち込み可ですが、バスではだめです。乳母車や 車椅子は中央の扉から入る事ができます。これが良くできていて、 階段が無くて、そのまま床になっているのでわりと楽に乗せる事が できます。Darmstadtではアクティブサスペンション(?)を生かして、 乗り降りの際には床をさらに下げるというバスすら見ました。日本 ではお目にかかった事が無かったので、おおドイツテクノロジーだ と思いました。乳母車を乗せて来るお母さんは良く見ますし、とき どき車椅子の方も見掛けます。

バスは外の景色が見れるので好きです。それによほどのことが無い 限り座れます。初めて二階だての一番前に座った時には、右側通行 なのでびっくりしたり、橋げたをくぐる時など迫力があったりした のですが、慣れというものは恐ろしいもので、今では慣れました。 また二階は当然の事ですが、よく揺れます。

Zoo駅からブランデンブルグ門を越えて旧東のアレキサンダー広場 までいく、路線番号100のバスはまるで観光バスのようです。この 二階の一番前の席に座れれば観光バスに乗る必要はありません。し かし最近これは有名みたいで、各国の観光客が常に乗っております。

普通の自家用車はマニュアルシフトが多いのですが、バスはなぜか すべてオートマチックです。冷房はありません。窓も全開にできる ようにはなっておりませんから、暑い時には二階は大変になります。

バス停の案内はいろいろのタイプがあります。しかし一般的には次 のバス停のアナウンスがあまりありません。テープで案内している のはPotsdamで聞いた事がありますが、市内ではないように思いま す。運転手さんがぶつぶつとつぶやくとか、電光掲示があるのもあ ります。

バス停の名前は通りや広場の名前なんですが、かんじんの名前は聞 き取れず、いまだに後ろの"...strass(通り)"とか"... platz(広場) "しか聞き取れません。降りる時には降り口のそばにある"stop"の ボタンを押すと前の方に"Wagen hält"の表示が出て次に運転手さ んが止めてくれます。その際にブザー音はしません。もちろん「は い次停車」といった運転手さんのアクションもありません。したがっ て車内の中はたいていグォーンという車の音だけでアナウンス類の 非常に少ない静かな状態になっております。



otabe@cse.kyutech.ac.jp
Wed Nov 22 17:59:28 JST 1995