月といえばやはり満ち欠けですね。これがあるからこそ人類は月に 非常な興味を覚えて、時間の1つの単位にまでしたわけです。満ち 欠けの理屈は小学校でも習いますが、私が実感したのは大学に入っ たころでした。
同じ夕方に毎日空を見ると月は少しづつ形を変えながら東に移動し て行きます。30日つまり1月するとまたもとの位置に戻って来ます。 途中で雨とか降るし、曇りもあれば夜見なかったりしますが、数ヵ 月も経てばなるほど月の満ち欠けとはこういうものかとわかるもの です。
例えば毎日夕方の6時に空をみると、三日月は西の空に、半月はちょ うど南に、満月は東から登って来るところです。それから太陽が進 むのと同じ速度で西に向かって進みます。ですから三日月はすぐに、 半月は6時間くらいして、満月は12時間くらいして西にしずみます。
満ち欠けの様子がわかると、何時にどこに月が現れるのかというを 予測できる様になります。そうすると楽しみが増えます。今日あた りは三日月だから...とか、今晩はそうとう遅くならないと月がで て来ないとか、わかります。