実験はうまく行かない時が非常に多い。その時にどういうように対 処したできたかということが、貴重な経験となっていく。失敗を積 み重ねて道を進むと考えた方がいい。
さて、実際にトラブルになったときにはその原因をよく考える。簡 単なものもあるし、複雑なものもある。簡単なものでも、積み重な るとひどい目に会うこともあるので、慎重にその原因は取り除くよ うにしなければならない。ほとんどうまく行っていた実験が以前の つまらないミスから全て駄目になることだってあるのだ。
原因が特定できるものはそれについて対処すればいい。(これが困 難なこともある。)原因が複数考えられる時にはパラメータをいろ いろと変えてみる。いくつかのパラメータを変化させた時の様子か ら原因を特定する。
対処の仕方は技術がかなりものをいう。したがって、先に述べた失 敗の記録集を残すというのはかなり役に立つ。