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自作機器

研究室においては市販の機器の他に、自作の機器を製作し使用する ( 自作機器は便利だがドキュメントがないと役に立たな い。) ことが多い。その方が一般には安くあがり、特定の目的を効率よく こなすことができるからだ。ところが、自作の機器は往々にしてちゃ んとしたマニュアルが残されておらず、製作者が研究室を去ると使 われなくなってしまうことが多い。こういうことを防ぐにはちゃん としたドキュメントを残すべきである。あまり読まれないだろうか らとか個人的にしか使わないからといってドキュメントを書かない と、本当に役に立たないものになってしまう。ドキュメントがちゃ んと整備されていると、他の研究室からの見学者が来た時などには、 これらのドキュメントは非常に役に立つし、また将来の後継者もス ムーズに使うことが可能となる。

製作の様子を残すドキュメントには、以下のようなことが書かれて ( ドキュメントに書く事柄) いるのが望ましい。製作者、製作年月日、回路図、構造図、動作原 理、使用方法(マニュアル部分)、参考文献等。書いているドキュメ ントを後の人が読んだ時にちゃんと再現して製作できるように書か れていることが望まれる。



otabe@cse.kyutech.ac.jp
Wed Nov 22 11:40:00 JST 1995