マニュアルは、いわゆる取扱説明書のことである。実験を行う機器 にはそれぞれマニュアルがついているのが普通である。実験を始め る前にはこれらにじっくりと目を通しておくことをお勧めする。
分からない機器があった時には、それを使いこなしている人に聞く のが手っ取り早いし、時間の節約にもなる。同じ知識を得るにもマ ニュアルからだと非常に時間がかかったりすることもある。しかし それでもマニュアルは読むべきである。なぜならば人から聞いた以 上の情報を得ることができるからである。また人からだと答えはあ やふやであったり、その人の考え方が反映されていて、正確さを欠 くこともある。マニュアルを読む1つの目的は、機器を製作した人 の考え方を読むことにある。それは直接にマニュアルを読まないと わからない。
大体の人は電気やさんから最新の( videoのマニュアル) videoを購入したときには、その多くの機能を知るために、はじか らはじまでマニュアルをじっくりと読む。最近の機器はほとんどボ タンで操作するところが多く、昔の機器のようなダイヤルは少なく て、マニュアルを読まずに済むということはまずありえない。
もうちょっとわかりやすい話にしよう。そこらへんにある ( ティッシュのマニュアル)ティッシュボックスをひっく り返してみるといい。ちゃんとマニュアルになっている。そこには ティッシュが少なくなったら底をあげる方法、そして、箱の潰し方 が書いてある。驚いたのは少しづつティッシュの箱も進化していて 開け方まで工夫されているのだ。そういう情報はマニュアルをじっ くりと読まないと、決して外側を見ていてもわからないものだ。く り返そう、マニュアルをじっくりと読むべきだ。