next up previous
Next: 今後の課題 Up: 文章ファイル内での一時的な変更 Previous: 定理・証明

その他

JLaTeX は現在のところまだ発展中で、 うまく行っていないところがある。 その一つが原稿の右端で文字がはみ出してしまう現象である。 これは特に文 章中にアルファベットの単語が混じっているときに起こる。 日本語の論文中 では良く英語の単語を用いるので、 深刻な問題である。 これには、 二つの 回避策が考えられる。

ひとつは、句読点の後に半角のスペースを挿入するという方法である。 句読 点の後ろにゴムの役目をする半角のスペースを入れることによりJLaTeX が右 端を調整し易くするgif

それでも期待通りに改行されない時には、 はみ出たところを\\ で強制 的に改行する。 しかし、 この方法は後で文章を変更した時に、強制的に改行 する必要がなくなった所も改行して見苦しくすることもある。

上のようなことの他にも、 もう一つ右揃えをしにくくしている原因がある。 そ れは禁則文字である。 NTT版のJLaTeX ではデフォルトで必要以上の文字を禁 則文字としている。 例えば、 `っ', `ァ', `ー'などが禁則文字として定義さ れている。 これらの文字が右端からはみ出るとかなり見苦しいので、 禁則文 字を解除した方がよい。 これには\nokinsokuというコマンドを用いる。

\nokinsoku`っ
\nokinsoku`ァ
\nokinsoku`ー
のようにして解除する。



otabe@cse.kyutech.ac.jp
Fri Dec 1 20:53:03 JST 1995