デフォルトで参考文献の引用の書式は[1]のようになっている。 論文によって
は
や
のように上付きの書式も見かける。 LaTeX は参考文献の
相互参照ができるので、 引用の書式を変更できると多様な投稿論文書式に対
応できて便利である。
この解説では引用箇所は
と印刷するように
KOHO.STYで定義した。 \citeのマクロ定義は LATEX.TEXの中に
ある次の一行である。
\def\@cite#1#2{[{#1\if@tempswa , #2\fi}]}
これをKOHO.STYの中にコピーして
\def\@cite#1#2{$^{\mbox{\scriptsize{#1\if@tempswa , #2\fi})}}$}
のように変更した。
また広報の場合、 参考文献の並びは 1. 2. 3.
のようになっている。
これを行っているマクロ定義は JARTICLE.STYにある。 題目は章建ての
コマンドを用いており、 list環境を用いている。
\def\thebibliography#1{\section*{参考文献\markboth
{参考文献}{参考文献}}\list
{[\arabic{enumi}]}{\settowidth\labelwidth{[#1]}\leftmargin\labelwidth
\advance\leftmargin\labelsep
\usecounter{enumi}}
\def\newblock{\hskip .11em plus .33em minus -.07em}
\fussy
\sfcode`\.=1000\relax}
\let\endthebibliography=\endlist
そこでLaTeX マニュアル[2]の list環境について書いてある
ところを参照しながら変更した。 例えば、 KOHO.STYでは、
..........
{\arabic{enumi}.}{\settowidth\labelwidth{#1.}\leftmargin\labelwidth
..........
のように定義した。