地下鉄や電車に自転車を持ち込むことができると行動範囲が広がる ので便利です。しかしいろいろとルールがあるようです。
自転車を入れられるところには「自転車P」のマークがあるのでそ こを利用します。もちろん別なところを利用している人も多くおり ます。あまり混みませんから。しかしこう書いてあるのですね。 ``Keine mitnehmen, wenn dieser Wagan an dir Spitze des Zuges fährt.''(先頭時、持ち込み禁止) 運転席から乗員が非常の時に 客室に出るのを妨げないためのルールだそうです。地下鉄4号線 (U4)を利用したときに二両しかなく、知らないで先頭車両に乗り入 れました。すぐにアナウンスがあり怒られました。乗客は私にあっ ちに持って行きなさいと教えてくれました。
地下鉄にはエレベータやエスカレータがあり、みんな自転車を乗り 入れています。しかし実はエレベータはいいのだけれども、エスカ レータは自転車を乗り入れてはいけません。私は知らないでエスカ レータを使っていて、ある時職員の方に怒られました。
歩道は赤いタイルがあるところが自転車専用なので乗り入れできま すが、路地にはいると消えてしまうこともあります。そこは乗り入 れてはいけないようです。したがって車道を走るわけですが、そう いうところはたいてい石畳になっているので非常に乗りにくい。あ る路地で知らないで歩道を走っていたら、すぐ婦人警官が現れて怒 られました。
公園も場所によっては乗ることはもちろん持ち込むことも禁止のこ とがあります。しかしみんな自転車を利用しております。Potsdam (ポツダム)のSanssouci(サンスーシ)公園はかつての王様の離宮で 美しいところですが、自転車は持ち込み禁止です。みんなといっしょ に自転車を持ち込むと、すぐに係りの方が来られて怒おこられまし た。
このように私はまわりのドイツ人と同じように振る舞ってきまりを 習おうとして、常に怒られてきました。ドイツ人はきまりを守らせ る側はきまりを知らないであろう外国人でもちゃんと従わせようと します。日本だとたぶん、外人さんのすることはわからん、程度で 済ませてしまうところだと思います。一方きまりを守る方は大した 実害がなければ自分の判断で勝手にやぶってしまうのもドイツ人ら しいところです。しかしドイツ人はきまりを守るほうで、フランス やイタリアだともっともっときまりを守らないそうですけど。