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おわりに

ながながといろんなことについて紹介したが、役に立つことがあっ ただろうか。ほとんど当り前であるが、気がつかされたことがある のならこの文章を読んだ価値はあったかも知れない。

まだまだ気がつかない実験の初歩の初歩がたくさんあると思うが、 この辺で終りにする。ここで紹介した「ある学生さん」と「先輩」 は少なからず著者らの実体験に基づいている。つまり著者自身のこ とが多い。

実験にも王道はない。しかし、より早くたどり着く道は確かにある。 大いに頭を使って工夫してもらいたい。本書が実験をスムーズに行 う上での一助になれば幸いである。

 
Figure 3: 実験の道のりは長い



otabe@cse.kyutech.ac.jp
Wed Nov 22 11:40:00 JST 1995