(本文より)
負傷してからは、いつも先頭に立って、死を望んでいたのですが
今日まで生き延びることができて、今一人になって瞑想に入っております
人間は、負傷したり、病気をしたり、死を望んでも、死ぬものではな
いと思いました
はじめに |
金田八郎さんの書いた硫黄島戦記を教えてくださったのは、お寺の住 職さんでした。60過ぎの住職はもちろん戦争で苦労した世代のことを よく知っており、またその記録をお寺に残しておくのが重要と考えて おります。お寺にはとにかく古いものが多く、また長く残りますから。
住職はお寺に記録を残した。では私には何ができるかと考えたときに、 これをインターネット上に公開することができるのではないかと思い 当たりました。最近はPDFにするのにはスキャナでできますし、また 透明テキストといってOCRでテキストファイルもついてきますから、 たぶん検索エンジンにも引っ掛かるようになるでしょう。昔みたいに いちいち打ち直す必要はないです。
私は直接金田八郎さんにお会いしたことはありません。もしお会いし たとして、どのようにこの記録を読んだ感想を伝えていいのか分かり ません。
ご長男さんに連絡して公開していいという許可をもらいました。です が、個人名が出ているところがあるので、いくつかは伏せることにし ました。
追記 (2006年9月6日) |