硫黄島戦記

硫黄島戦記 金田八郎 (PDF 2.2Mbyte)

(本文より)

負傷してからは、いつも先頭に立って、死を望んでいたのですが
今日まで生き延びることができて、今一人になって瞑想に入っております
人間は、負傷したり、病気をしたり、死を望んでも、死ぬものではな いと思いました


はじめに

金田八郎さんの書いた硫黄島戦記を教えてくださったのは、お寺の住 職さんでした。60過ぎの住職はもちろん戦争で苦労した世代のことを よく知っており、またその記録をお寺に残しておくのが重要と考えて おります。お寺にはとにかく古いものが多く、また長く残りますから。

住職はお寺に記録を残した。では私には何ができるかと考えたときに、 これをインターネット上に公開することができるのではないかと思い 当たりました。最近はPDFにするのにはスキャナでできますし、また 透明テキストといってOCRでテキストファイルもついてきますから、 たぶん検索エンジンにも引っ掛かるようになるでしょう。昔みたいに いちいち打ち直す必要はないです。

私は直接金田八郎さんにお会いしたことはありません。もしお会いし たとして、どのようにこの記録を読んだ感想を伝えていいのか分かり ません。

ご長男さんに連絡して公開していいという許可をもらいました。です が、個人名が出ているところがあるので、いくつかは伏せることにし ました。

硫黄島戦記 金田八郎 (PDF 2.2Mbyte)


追記 (2006年9月6日)

この中ででてくる大分 岩本勝 中隊のお孫さまからメールをいただ きました。インターネットというのはすごいです。こんな形ではじ めてのメールをもらうとは思いませんでした。教師だった岩本勝先 生のお墓参りに、毎年その当時の教え子が来てくださるということ でした。その時にこの「硫黄島戦記」を読んでもらうことにすると いうことです。記録にして残して、公開してよかったと思っており ます。