ここではかなり一般的な質問に答えておきます。

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Q. なぜ講義をやさしくしないのでしょうか。あまりに難しすぎる
と思います。

A. レベルを保つためです。電子情報工学科には4年生になるために
いくつかの壁があります。物性の観点からすると電磁気は一つの壁
です。これを理解していない学生は4年生になれません。

大学生はいつから勉強をしなくなってしまったのでしょうか。九工
大に入るためにはかなりの勉強をしたはずなのに、大学ではほとん
ど勉強しないです。なぜでしょうか。

電磁気は才能のある人でもかなり勉強を積まないと理解できない学
問です。またそれに見合う価値を持っています。他の科目とはまた
違うきちんとした勉強をしてください。

教官側からするとレベルを落とすのは簡単で、安易です。それの方
が仕事量が圧倒的に少なくてすみます。しかしそれは学生のために
もなりませんし、大学に期待している人々を裏切ることになります。

こういった理由でかなり難しいレベルを保つようにしています。

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Q. まじめに受けているのに試験に通らない。教え方がへたじゃな
いですか。

A. 普通の大学の講義であれば、まじめに出席して、まじめにノー
トを取って、まじめにレポートをだせば、それで合格するかもしれ
ません。しかしこの講義はそれだけではほとんどの場合、試験では
問題が解けないでしょう。

確かに、大学教授は教育方法については訓練を受けていないので、
小中高の先生方に比べて教え方はへたです。もちろんいろいろな努
力はしています。

その分大人である大学生は自分で勉強することを望まれています。
社会に出たらいつまでも教えてくれる先生はいません。大学はその
過渡期に当ります。

この講義の場合、当然のように授業だけで勉強はすみません。自分
で納得するまで教科書を読み、問題をたくさん解き、参考書をあた
り、友人と話し合う必要があります。それでも不足しますし、理解
できません。さらに何をしなければならないのか...良く考えてみ
てください。

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