生き生き子ども講座
6月 “超伝導体による永久磁石の浮上実験”  2010.6.19  10:00〜12:00 企救丘小学校体育館
 2回目の生き生きは、九州工業大学 情報工学研究員電子情報工学研究系教授の小田部荘司先生の出前講義『超伝導体による永久磁石の浮上実験』

 実験の題名を聴いてもピンとこない科学おんちのスタッフは、頭に???がいっぱいの状態で、子どもたちの募集のお知らせにも四苦八苦。

 この日の会場は企救丘小学校の体育館。集まったのは130人の子どもたちと見学のお父さん・お母さん。140人を超える参加者が、いったいどんな実験がはじまるのか固唾をのんで待ちました。
大学の出前講義というので、とってもむずかしくて硬い授業のようなものかと構えるところに、いきなり英語であいさつをされ始めた小田部先生。 みんなの目が点に・・・。でもそれは小田部先生の戦略だったのでした。

 実は先生も助手の真弓さんも気さくでユーモアたっぷりの方。目をみはる本格的な実験は、子どもたちばかりでなく大人もぐいぐい引き込まれて、とても楽しくい講座に。そのうえ参加者が多いにもかかわらず全員に体験の機会を作ってくださって、大騒ぎになりました。

 実際に自分の目で見て、体験した科学の不思議は、きっと子どもたちの心に何かを芽生えさせてくれると信じられる気がしました。

 
いきなりの英語のあいさつでみんなの目が点に。まさに液体窒素のように、白い煙に巻かれて実験開始です。 小田部先生の実験にみんなの目が釘付けに。「なにが起こるのかな」みんなの表情からドキドキ・ワクワクが伝わってきます テレビでもおなじみのバラの花を液体窒素で凍らせてみる実験

超低温で凍ったバラの花は、手の中でポテトチップスのように粉々になりました。6月生まれのお友達が体験しました。 触るとやけどをする液体窒素ですが、瞬間なら大丈夫といわれて、ちょっぴりこわごわみんなで指を入れてみました。 「ふうせんの中の空気はどうなる?」みんなの口はぽかん。質問の答えの意味もやっぱり難解だったかな。
         
 
磁石が宙に浮いている!!
これぞ「超伝導体による磁石の浮上」だ!!
  クライマックスは、まるでマジックのように超伝導体の上に浮いた磁石に乗って、参加者全員が『浮上』を体験。200キログラムまで大丈夫と言われて、大人がふたりで乗るなど大興奮に包まれた実験となりました。


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