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ユーザアカウントの登録をしたい

ユーザをコンピュータやネットワークにアクセスできるようにする には、新たなアカウントを作成します。この節では、 UserManager.app のNewUserウィンドウの詳細形式を使用して、ユーザアカウントを 追加する方法を説明します。

 
Figure: UserManagerの画面

  1. 新たなユーザのホームディレクトリを作成するコンピュータ にログインします。ローカルアカウントの場合はローカルのコン ピュータにログインし、ネットワークアカウントの場合はホーム ディレクトリサーバにログインします。従って、通常のユーザの 登録の場合はサーバ機にログインします。
  2. /NextAdminに格納されている UserManager.appを起動 します。
  3. rootとしてログインしていない場合は、このアプリケーショ ンを実行するにはスーパーユーザのステータスが必要であること を示すパネルが表示されます。rootのパスワードを入力し、「ロ グイン」をクリックします。
  4. ここで、 「ユーザレコード」メニューから「標準値...」を 選択して、標準の値を設定しておくと便利です。たとえば、 aquariusの場合には「ID番号の最小値」を2100、「標準グループ番 号」を2000、「標準ホーム」を /home/aquarius10のようにしてお けば、手間が省けます。
  5. 「ユーザレコード」メニューから「新規ユーザ」を選択しま す。「ユーザタイプ」パネルが表示されます。
  6. ユーザアカウントのタイプを選択します。1993--1997システ ムでは「ローカル」のみ有効です。サーバーの場合、ローカルの 情報はNISによりネットワークに配布されます。
  7. 「新規ユーザ」ウィンドウが開いたら「簡易形式」になって いるクリックをプルダウンして「詳細形式」に変更します。
  8. 最初の3つのフィールド、「フルネーム」、「ユーザ名」、 「パスワード」に適切な値を入力します。
  9. 「標準グループ」の設定は上部の「詳細形式」クリックをプ ルダウンして、「グループ」を選択して行います。ドメインの下 のグループの中から適切なグループを「登録」して、「標準を作 成」をクリックします。通常はzodiacのようなグループのみで結 構ですが、rootの権限を与える時にはwheelにも入ってもらいま す。
  10. 「ユーザID」各ユーザアカウントには、ユニークなユーザID 番号(UID)が割り当てられます。システムはこの番号を使用して、 ユーザを識別します。 UserManager.appは、利用できる番号を決定し、 自動的にアカウントにその番号を割り当てます。自動的な割当が 間違っていた時には、この番号を使われていない番号を用いて設 定します。
  11. 「ホーム」ではユーザのホームディレクトリを設定します。 新たなユーザ名で終了するフルパス名で入力してください。
  12. 「ログインシェル」はユーザがTerminalウィンドウをオープ ンしたとき、起動するプログラムを設定するフィールドです。ま た、ユーザがTerminalウィンドウを通してリモートからログイン した場合も、ここで設定したプログラムが起動します。通常は、 この内容は変更する必要はありません。別のシェルをここで設定 した場合は、設定したプログラムを /etc/shellsに記述しなけれ ばなりません。
  13. 「ユーザレコード」のメニューから「セーブ」を選択し、新 たに設定したユーザアカウントをセーブします。
  14. パスワードを確認するためのパネルが表示されるので、設定 したパスワードを入力します。
  15. 新たなユーザアカウントに関する情報が記載されたアラート パネルが表示されます。ここで「yes」をクリックするとディレ クトリを作成するかどうかを確認するアラートパネルが表示され ます。ここで「yes」をクリックすればアカウントの作成が始ま ります。この時の元となるドットファイル(.cshrc等)は /usr/template/user.Japaneseです。このディレクトリの下を 注意深く設定すればドメインの設定をデフォルトにすることもで きます。「新規ユーザ」ウィンドウのクローズボタンがバツ印に なれば終了です。
  16. サーバの場合には、最後にNISを更新したことをクライアン トに伝えるために /etc/puhsinfoを実行します。



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