ユーザIDは、システムが各ユーザアカウントを識別するために使用 する番号です。UserManagerは、新たに追加されたユーザアカウン トに自動的にユーザIDを割り当てます。ファイルのパーミッション やオーナーシップは、ユーザ名ではなくユーザIDに基づいて管理し ています。従って、複数のユーザが同じユーザIDを持たないことが 重要となります。たとえば同じユーザIDが2人のユーザに割り当て られたとすると、一方のユーザがどのようなパーミッションであっ たとしても、もう一方がファイルをリード、ライトしたり、ファイ ルを作成することができてしまいます。ネットワークに接続された マシンでは、NetInfoドメイン階層全体にわたって、ID番号はユニー クでなくてはなりません。学科のシステムでは研究室ごとにID番号 が割りふらています。例えば、capricornは1000番台、aquariusは 2000番台が割り振られてあります。また学生は通常は1100番や2100 番以降に振ってあります。卒業などでユーザがいなくなった時でも 一度使ったユーザIDは使わない方がいいです。 nidumpコマンドを用 いてあらかじめ番号を確認しておくのがいいでしょう。