最後になりましたが、コマンドラインからNetInfoを設定するやり 方を説明します。1993--1997のシステムではこのやり方で設定する 方法が一番多いです。
nidumpコマンドを用いると従来のBSD系UNIXで用いられ続けてきた ファイルの形式になるので従来通りにエディタを用いて簡単に変更 ができます。また変更した内容は niloadコマンドで読み込ませれば NetInfoの情報も書き換えられます。したがって、ネットワークを 介してサーバーの設定を変更したり、またシェルスクリプトを作っ てまとめて操作をしたい時には便利です。
変更を加える時にはもちろんrootになる必要があり、 suコマンドで 移行することができます。管理ツールのように本当のrootのパスワー ドを要求しませんので、wheelに属しているユーザは自分のパス ワードで変更することができます。
次に niutilコマンドにより、NetInfoの管理情報の全てを扱う事が できます。実際、 NetInfoManager.appは niutilコマンドを通じて NetInfoとやりとりをし、その情報をGUIを用いて表示、操作をする ものです。ですから、あまり理解していなくて操作するとブートで きなくなるなどの危険な状態に陥る事もあります。 nidump, niload と同様にコマンドラインからの操作ができるというところが便利で す。 niutilについてはここでは詳しく述べないことにします。
例えば、次の様にして操作します。