[背景]

  温室ガスの削減には再生可能エネルギーの利用が不可欠です。また、そうしたエネルギ
 ーが得られるのがエネルギー消費地から遠く離れた地域であるために、その間を大きな損
 失なしに大量のエネルギーを輸送する超伝導電力ケーブルが必要不可欠と言えます。とく
 に、日本においては、東日本大震災で問題となった深刻な地域的な電力不足に対応するた
 めに、電力会社間を越えて大量のエネルギーを送れる電力ネットワークの構築が急がれま
 すが、その目的を実現するには周波数の垣根を越えた直流が望ましいのです。直流送電は
 超伝導現象の特長を最大限活かした手法で、損失がほとんどなく、構造が簡単で製造費が
 抑えられ、かつ長距離の輸送を可能とすることから、もっとも適した方法です。これの導
 入によって再生可能エネルギーの使用を促進し、わが国だけでなく、世界中の温室効果ガ
 スの削減に貢献することが期待されています。

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